2016年 01月 31日
思いつきばなし ~ヤンゴンより |
日本は大変な寒波に覆われているようだけれどこちらもエアコン不要、夜は毛布がほしくなる異常な寒さだ。
寒さになれないミャンマーの方々はここぞとばかりに冬のファッションを楽しんでいる。
ファッションといえば私の住まうサンチャンはミャンマーの原宿と呼ぶ人もいる(呼ばない!!!)くらい若者が多くて活気のある街だ。
けばけばしい化粧や衣服、超ミニスカのお姉さん、手には携帯電話、コーヒーショップで人目を憚らず戯れ合う男女の様子は韓国ドラマの影響をもろ受けだが何となくぎこちなくて微笑ましい。
ロンジー(下の写真)姿の若者は本当に少なくなったし何よりタナカ(木の樹液を顔に塗ると白くなる化粧)はここヤンゴンでは絶滅に瀕している。
ロンジー(ミャンマー民族衣装男女ともに用いる巻きスカート)
タナカを塗っている親子
しかしショートパンツ姿の外国人観光客がパゴダや僧院に入るときに風呂敷のような物で足を隠さないと立ち入りを許されないくらいだから本来足を露出するなんてとんでもないことなのだ。
男女のつきあい方だって人前ではいちゃいちゃするなんてとんでもないことなのだ。
軍事政権の抑圧から解き放たれて弾けちゃえばイケイケドンドン仏罰だって怖くない。
そしていつの時代も世の習い、爺さま婆さまは憂い嘆きそして深いため息をついている
我が国だって江戸時代から西欧的近代国家?に移行するとき日本の伝統や文化を稚拙で野蛮なものだと軽んじ
西欧人とその文明文化を無批判に受け入れててきた。
音楽史だけを見ても民謡や童歌はじめ邦楽全般を日本人自らが貶めた後遺症は現在も続く。
私は今だに邦楽関係に疎いのがその証拠だ。
ところでミャンマーには日本で言うところの音楽の授業(美術とか保健体育とかいわゆる実技教科全般も)がない。
当然音楽専門学校もない。
伝統音楽を教える大学はあるみたいだけれど確認していない。
ミャンマーピアノというのがある。
ピアノの名人は両手の人差し指のみを使って超高速で鍵盤をたたきまくる。
結婚式の楽団の民族楽器群にトランペットの吹き手が加わっていて吃驚したことがあったけれど手に入る楽器は何でも取りこんでしまう
ミャンマー人にとって楽器は楽器、西洋音楽も伝統音楽もないのだ。
3年前からプライベートスクール(私立学校)を作ることが出来るようになったから音楽学校の出現もそう遠くないかも知れない。
ミャンマーで「子どもに音楽を教える」という思いがディープなミャンマーを知るほどに揺らいで来ている。
しかしこれを嘆いているわけではない。
聞く人もいない事務所でただ一人、自分自身のためにりコーダーを吹きピアノを弾き、歌を歌う。これぞ人生の至福・・・お前負け惜しみかぁーーーー
昨晩は大規模な野犬の集まりがあったようでうるさいのなんの・・・、縄張り争いか、それとも発情期か おかげで早くに目が覚めてこれを書いている。
下の道路を拡声器で念仏を唱えながら若い僧侶が列をなして歩いている。うるさいのなんの・・・・アッ 犬が寝てるぅーーーー
ということで今回は支離滅裂、尻切れトンボで終了!!!
(横浜緑吹奏楽団 機関誌「吹い好い」連載エッセーからの転載)
寒さになれないミャンマーの方々はここぞとばかりに冬のファッションを楽しんでいる。
ファッションといえば私の住まうサンチャンはミャンマーの原宿と呼ぶ人もいる(呼ばない!!!)くらい若者が多くて活気のある街だ。
けばけばしい化粧や衣服、超ミニスカのお姉さん、手には携帯電話、コーヒーショップで人目を憚らず戯れ合う男女の様子は韓国ドラマの影響をもろ受けだが何となくぎこちなくて微笑ましい。
ロンジー(下の写真)姿の若者は本当に少なくなったし何よりタナカ(木の樹液を顔に塗ると白くなる化粧)はここヤンゴンでは絶滅に瀕している。
ロンジー(ミャンマー民族衣装男女ともに用いる巻きスカート)
タナカを塗っている親子
しかしショートパンツ姿の外国人観光客がパゴダや僧院に入るときに風呂敷のような物で足を隠さないと立ち入りを許されないくらいだから本来足を露出するなんてとんでもないことなのだ。
男女のつきあい方だって人前ではいちゃいちゃするなんてとんでもないことなのだ。
軍事政権の抑圧から解き放たれて弾けちゃえばイケイケドンドン仏罰だって怖くない。
そしていつの時代も世の習い、爺さま婆さまは憂い嘆きそして深いため息をついている
我が国だって江戸時代から西欧的近代国家?に移行するとき日本の伝統や文化を稚拙で野蛮なものだと軽んじ
西欧人とその文明文化を無批判に受け入れててきた。
音楽史だけを見ても民謡や童歌はじめ邦楽全般を日本人自らが貶めた後遺症は現在も続く。
私は今だに邦楽関係に疎いのがその証拠だ。
ところでミャンマーには日本で言うところの音楽の授業(美術とか保健体育とかいわゆる実技教科全般も)がない。
当然音楽専門学校もない。
伝統音楽を教える大学はあるみたいだけれど確認していない。
ミャンマーピアノというのがある。
ピアノの名人は両手の人差し指のみを使って超高速で鍵盤をたたきまくる。
結婚式の楽団の民族楽器群にトランペットの吹き手が加わっていて吃驚したことがあったけれど手に入る楽器は何でも取りこんでしまう
ミャンマー人にとって楽器は楽器、西洋音楽も伝統音楽もないのだ。
3年前からプライベートスクール(私立学校)を作ることが出来るようになったから音楽学校の出現もそう遠くないかも知れない。
ミャンマーで「子どもに音楽を教える」という思いがディープなミャンマーを知るほどに揺らいで来ている。
しかしこれを嘆いているわけではない。
聞く人もいない事務所でただ一人、自分自身のためにりコーダーを吹きピアノを弾き、歌を歌う。これぞ人生の至福・・・お前負け惜しみかぁーーーー
昨晩は大規模な野犬の集まりがあったようでうるさいのなんの・・・、縄張り争いか、それとも発情期か おかげで早くに目が覚めてこれを書いている。
下の道路を拡声器で念仏を唱えながら若い僧侶が列をなして歩いている。うるさいのなんの・・・・アッ 犬が寝てるぅーーーー
ということで今回は支離滅裂、尻切れトンボで終了!!!
(横浜緑吹奏楽団 機関誌「吹い好い」連載エッセーからの転載)
by MINGARANOKAZE
| 2016-01-31 19:40
| 思いつき話